きっかけは12年前。
初めて佐山先生の指導風景を見学した時である。

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一人の選手が"佐山流"のパンチや蹴りを学び、
メキメキと強くなっていく様を目の当たりにした。

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パンチの打ち方ひとつを取っても、
ボクシング、キック、総合を網羅した

最適解が用意されている。

またそれをどのような場面で、

どのような相手に放つのが効果的なのか、
コンビネーション、駆け引き、フェイントに至るまで、
佐山聡の強さの源泉が体系立てられ、伝えられていた。

 

その最高峰の指導術に驚いた反面、疑問を持った。
なぜ同じ指導を行っても

顕著な成長を見せない選手もいるのか。

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私の出した結論は「共通感覚」である。

 

佐山聡という天才の技術を習得するためには、
彼と共通する感覚を根底に持っていることが、

何よりも重要なのだ。

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本道場は一般会員を募集しない、スカウト方式としている。
それは上記の資質を持った選手を見極めるためである。

 

思いはただひとつ。
世界最高の技術で、世界最強の選手を育てること。